テスト後に生徒に『テストどうだった?』と聞くと、多くの生徒が『時間が足りなかった』と答えます。
今回は【時間が足りなかった】ということで終わらせないで、テスト後の記憶が新しい今こそ【どこで時間を費やしすぎたのか】分析してみましょう。
【どうしてそこで時間を使いすぎたのか】【それはなぜなのか】まで突き止めることが必要です。この分析はすべての中学生にとって今後の入試に向けても役立つはずです。今回無駄にテスト時間を費やしてしまった箇所が君の次への出発点となります。普段授業を曖昧に聞いてしまっていたのか、あるいは授業はよく聞いていたけれど、ノートに書いただけだったとか、自分で考えて解いてみなかったのか、分析できたらそれを言葉にして表現して(書いて)まとめておくと良いと思います。忘れてしまわないためにね。1年生のうちから、こういう姿勢を身に付けておくと良いと思います。ポイントは自分の言葉で書き残しておくということです。
次に[漢字]に焦点を当ててみます。定期テストでは全学年必ず[漢字]が出題されます。しかも事前に範囲も示されています。漢字のテスト勉強をしない人は1人もいないでしょう?練習もしましたよね。それで満点取れましたか?それでも満点を取れなかったということは、漢字の練習時間の不足なのか、覚え方がよくなかったか、ですね。早速学習方法を考え直しましょう。
ただひたすらたくさん書けば良いとは誰も思っていないでしょう。やり方は自分で編み出して試行錯誤しながらベストの方法を見つけていきましょう。
国語の今後の学習についてですが、中1、2年生はとにかく授業をよく聞いてノートを取ることが大事です。そして何度も声に出して音読することを勧めます。特に古文はリズムの文章ですから暗記するくらい読むことが必要です。
中3生はそれにさらに足して学んだことを30から40字で的確にまとめる練習をしておくと良いと思います。文章に表現して書き留めることが大事です。入試問5は文章力が問われます。30から40字程度にまとめていくことを普段から念頭におき、今後の勉強を進めていくと良いと思います。
国語の教科書は知識の宝庫です。テストのためだけでなく、読書としてふさわしい単元がたくさんあります。今後も国語の教科書と仲良くしていってほしいと願っています。